私が医学図書館員になるまで

なったとは言ってない

#1lib1refキャンペーンに参加しました

ウィキペディアの#1lib1ref(One Librarian, One Reference)キャンペーンに参加してみました。

#1lib1refキャンペーンとは

ウィキペディアの執筆は、信頼できる情報源に基づいて記述し、出典を明記することが求められています。読んだ人が内容を検証できるようにするためなのですが、実際には情報源が明記されていない記事が多くあります。そこで図書館員に「参照文献を一つ、ウィキペディアに追加*1」してもらおう!というのが#1lib1refキャンペーンです。
2017年は1月15日から2月3日の期間で開催されています。Twitterなどで#1lib1refのハッシュタグで検索すると、各国のライブラリアンたちが盛り上がっているのがわかります。
わたしはウィキペディアの編集に関してはほぼ素人なのですが、子育てのすきま時間を有効活用できるかも?と、気楽な感じで参加してみることにしました(ただし育休中のため職場の図書館にある本は参照できず、自宅で調べられる限りの調査となります)。
 

どの記事に出典を?

まずは参照文献を必要としているウィキペディアの記事を探さなければいけません。キャンペーンのページには対象記事の探し方として「出典を必要とする記事*2」「出典を必要とする記述のある記事*3」を見るといいよとありました。ただサブカルっぽい項目が多いこともありどれを選んでよいかわからなく、わたしは結局スタブ記事から選びました。スタブとは最低限の情報を記しただけでまだまだ発展の余地がある書きかけの項目のこと*4で、出典が全くない記事も多いようです。
 
 
このようにカテゴリごとにまとめられているので、自分に興味のある分野で加筆が求められている記事を探しやすいのではと思いました。
 

出典の記載方法

情報源を探しますが、すぐに見つかるものもあれば、うまく見つけられないものもありました。無理せずわかったものに関して、https://ja.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:出典を明記するhttps://ja.wikipedia.org/wiki/Help:脚注あたりをざっと読んで、あと他の人が作成した記事を参考にしながら参考文献を付け加えました。#1Lib1Refのタグをつけておそるおそる更新です(何か粗相をしていましたら誠に申し訳なく…)。
 

感想

結局わたしはこのブログの公開時点で3つの記事に出典を加えました。誰でもできそうな簡単な調査ばかりでなんだか恐縮ですが、謎の充実感があるかも。もっと能力のある図書館員が丹念に調べたり、あるいはもっと組織立って取り組めば、さらにウィキペディアの記事が充実していくのではと思います。
 
もともと図書館員は人の役に立ったり、情報を調べたり、書誌情報を記述するのは好き・得意という人が多いですよね。このキャンペーンは出典をひとつ追加するのが目標なので、「自分で記事を書くのはまだハードルが高いなあ」という図書館員でも気軽に参加できるのがいいなと感じました。
 

余談

わたしが出典を加えた記事ですが、スタブだけあってもうちょっと詳しい内容でもいいのかなーと思いました。英語版ウィキペディアと比べてみても明らかに質量ともに物足りないような…。というわけで出典だけでなく、記事本文を編集してみようかとここに小さく宣言。

おしまい。