私が医学図書館員になるまで

なったとは言ってない

3年異動の理由

国立大学の図書館職員は2〜3年で図書館内外で異動するのが普通。新人の頃は「そういうものか」と思っていたけれど、最近なぜだろうと改めて考えることが多くなりまして。

今、自分は現職3年目。できればもっと今の職場にいたいけれど、課長面談で「異動対象者にはなるだろう、上に上がりたいならそろそろ雑誌契約とか行っといた方がいいんじゃない?」と言われた。「国立大学はジェネラリストを育てているからね。いろんな部署を経験させてゆくゆくは上に」ということだそうだ。

国立大学がジェネラリストを育てようとしている理由はなんとなくの想像はつくけれど、ジェネラリストのどこがそんなにすばらしいのか、すばらしいジェネラリストがしっかり育っているのかは、よく知らない。数年ごとに部署を変われば「知る」ことができ、それがマネジメントに役立つ? 図書館の人は専門性専門性というけれど、自分たちの仕事が初心者でも務まる仕事だと自ら言っているようなものでは?とか思ったりー。

ジェネラリストと対比される言葉としてスペシャリストがあるけど、じゃあ自分がスペシャリストになりたいか?と問われるとちょっと違う気がする。専門性とマネジメント能力の両方身につけたい。核を持つのと同時に、柔軟でありたい。これってそんなに欲張りなことなんだろうか。

個人的には以下のような感じになると理想なんだけど、なかなか難しそう。

例えば、医学分野や法学分野などの専門性を有する者は、複数大学間で異動していくなど、主題というパスでキャリアを重ねられるような仕組み作りが必要である。

2.大学図書館職員の育成・確保:文部科学省 3.大学図書館職員のキャリアパス

さて来年の春どうなることやら。